ADHDとは具体的にどういうもの?

ADHDとは具体的にどういうもの?

 

そもそもADHDというのはどういうものか?を理解しないと始まりません。

 

ADHDは発達障害の一種である

 

ADHDは英語でAttention Deficit Hyperractivity Disorderの略称です。
日本語に読み直しますと注意欠陥多動性障害となるわけですが、ここで障害と名称がついているようにADHDは発達障害の一つに分類されます。

 

つまるところ、
脳機能の一部(とりわけ記憶を司る前頭葉部分)に「偏り的」なものがあるため、ADHDの人特有の行動様式が発生してしまうのです。

 

※発達障害は他にも、自閉症、LD、アスペルガー症候群があります。どれも症状が違いますが、本人の意思で直すことが難しいというのが共通点です。

 

ADHDは生まれつきのものなの?

 

人は成長によって体は変化していきますが、脳の基本的な構造は生涯変わることはないとされてます。
怪我をしたら治るのは修復作用があるため。
しかし、生まれ持った機能はその修復作用以前の障害です。
そういう意味ではADHDは生まれ持った先天的な障害であると言えましょう。

 

ただ、ADHDによる症状は様々です。
大人になるにつれて症状が穏やかになる人もいれば、成人してもその症状がむしろ酷くなってしまう人もいます。
問題となるのは、やはり大人になってから発覚したADHDです。

 

※とりわけ、幼少時に目立った「人前で騒ぐ」という多動性の症状については成長するにつれて治ることが大半です。
ただし、不注意性(うっかりミス)と衝動性(感情を抑える力)は大人になっても持ち続けることが

 

ADHDによる行動特徴

 

ADHDの具体的な行動特徴は以下のとおり。

 

・忘れ物が多い
・感情的になりやすい
・衝動的な行動をとってしまう
・ケアレスミスが多い
・落ち着きがない
・集中力がない
・喧嘩をよくする
・掃除、片付けができない
・単純作業が苦手

 

自分にも当てはまるよ..という人、いるかもしれませんが、ADHDはそれが社会生活で支障をきたレベルにあるから大変なのです。
軽度なうっかりや多動性がある程度では、さすがに障害というには逸脱した考えになりますね。

 

ADHDは知的障害ではない

 

上記でも書きましたが、ADHDは生まれ持った障害の一つです。

 

しかしながら、どのような多動性や衝動性を持ってたとしても決して知的水準が低いわけではないというのもまた一つの特徴なのです。

 

子供のころは集中力がないため、授業をしっかり聞けず成績が悪くなりがち..ここで誤解を受けることもありますが知的水準はいたって通常レベルなのです。

 

知的水準が一定なのに学習障害?

 

となんだか複雑な思われるでしょうが、学習障害とはそういうものなのです。

 

※知的水準と学業レベル必ずしも比例しません。
ADHDの人は他の学習障害であるLDも同時に持ち合わせているケースが多く、学力不十分なまま大人になってしまう人もいます。

 

 

以上、ADHDとは何かの解説でした。

 

このページで伝えたいことをまとめますと、ADHDは先天的な脳の機能障害のよるものということ。そして、それは必ずしも知能(IQ)と平行するものではない、ということです。
頭が良くてもADHDの人もいれば、そうでない人当然いるのです。

 

 

ADHDかどうか?の判断は自分でするのではなく、専門医による診断が当然必要です。

いわゆる「決め付け」だけは絶対禁物です。

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